白い歯の詰め物・被せ物
歯科治療において、歯の詰め物や被せ物を行う際、銀歯ではなく白い歯へ修復が可能です。白い歯へ修復する際には、セラミックやハイブリッドセラミックレジンという素材を使用します。
セラミック治療
セラミック治療では、歯の詰め物・被せ物に、セラミック(陶器)を使うことで、白い歯の詰め物・被せものにすることができる治療です。
セラミック治療はこんな方におすすめ
- 銀歯ではなく、白い歯にしたい方
- 金属アレルギーをお持ちの方
- 歯を長持ちさせたい方
- 歯の変色や形・大きさが気になる方
セラミックで治療することとは
セラミック治療は、銀歯ではなく白い歯へ修復することができるため、見た目をキレイにしたいとお考えの方がご希望されることが多いです。しかし、セラミック治療のメリットは、見た目の美しさだけではありません。
セラミック素材は、銀歯とは異なり金属を含まないため、金属アレルギーの方も安心ですし、銀歯周辺の歯ぐきが変色してしまう心配もありません。
また、セラミック素材は銀歯に比べると、汚れ(プラーク)が付きにくいため、虫歯や歯周病の予防にもつながります。白い歯へ直すことは、今の悪い所を修復するだけでなく、将来お口の健康を保つことにもつながると考えられます。
保険適用の白い歯の詰め物・被せ物
金属を使用せず、白い歯へ修復する治療の1つに、CAD/CAM装置を使用したハイブリッドセラミックレジンの治療があります。
CAD/CAM装置を使用したハイブリッドセラミックレジンの治療では、対象の歯に限り保険適用となります。2022年4月から適用範囲が広がり、これまでは対象部位のクラウン(被せ物)しか対応できませんでしたが、インレー(詰め物)も、保険適用となりました。
対象部位として、小臼歯(上、下の4番・5番の歯)は、誰でも無条件で保険適用となります。その他の部位については、金属アレルギーの有無や歯の状態など条件つきで保険適用となるケースもございます。また、歯の状態などによっては、他の治療法が良いこともありますので、歯科医院ではご提案のうえ、皆さまにご選択いただくようにしています。
保険適用の部位について
・小臼歯(4番目、5番目の歯)無条件で適用
・大臼歯(6番目、7番目の歯)※
※上下両側7番が全て残存し過度な咬合圧がかからない場合において上下6番
※金属アレルギーの患者の上下6・7番
ハイブリットレジンについて
保険適用となる白い歯の素材は、ハイブリットレジンという、レジン(プラスチック)とセラミックを合わせた材料を使用します。ハイブリッドレジンは、プラスチックを含まないオールセラミックに比べて、強度や耐久性、透明感などの面において劣ります。
但し、金属を使用しないため、仕上がりは白くなります。また、金属アレルギーの方も心配なくご利用いただけます。治療における自己負担額は、保険適用で3割負担の場合は1本5,000円~6,000円程度となってきます。詳しくは、お気軽にスタッフまでご相談ください。
ジルコニアセラミック
自由診療のセラミック治療では、ジルコニア、ジルコニアセラミックなどを取扱っております。ジルコニアは、人工ダイヤモンドともよばれ、金属と同じような強度がある素材です。保険診療に比べると費用はかかりますが、強度と耐久性に優れた素材ですので、歯を長持ちさせたい方におすすめです。
「修復する歯を、美しく仕上げたい」「長持ちする歯で治したい」「丈夫な歯で治したい」などというご希望の方へは、ジルコニアや、ジルコニアセラミックの白い歯の治療をご提案させていただくことがあります。
当院では、患者さまお一人おひとりのお口の状態や、強度、美しさ、予算などのご希望に応じたご提案をさせていただきます。診療の際には、どうぞご遠慮なくご希望をお話ください。